2014年3月30日日曜日

KILLER DAGGER LEDを埋め込む編

キラーのベース補修作業が終わったので
LEDの埋蔵をしていきたいと思います
やる方いれば参考になれば嬉しいっす!(自己責任ね)
今回も押した部分が光る仕様にしていきますが、普通に点灯だけでも大体手順は一緒です



 ネックを外して穴あけをします。ドリルは鉄鋼用4mmのものを羽研ぎして
 先端を1mmぐらい飛び出させてます
ちなみに枕のようなものはエアコンの穴とかを塞ぐ固まらないパテです。
袋のまま使うと適度な硬さのフレキシブル治具として活躍します
 位置決めはドリルのセンター部分が調度ポジションマークの真ん中に来るように
 慎重に合わせます
 位置が決まったらうっすら掘って位置の最終確認をしましょう
 位置が良ければ奥まで穴を掘り下げます深さは5~6mmぐらいかと思います
そんな感じで穴を全てのポジションマークを入れたら配線用の溝を掘っていきます
 指板の下側(弾くときに下になる部分)に溝を掘ります。溝は2.8mmぐらいのドリルで
 横方向に穴を空けて横長の溝にしていきます。
 穴が開いたら穴同士をヤスリ等で繋げて溝にします
 溝が掘れたらポジションマークの下まで繋げます

 抵抗、ダイオード等の部品を設置できる凹部分を作っておきます
 もちろんボディを繋ぐネジを避けて掘りましょう
 押した部分が光る加工をする人のみダイオードを入れて整流します
 普通に点灯させるだけならば抵抗のみでOKです

これは手芸、工作用のスチールウールです
 
小さなマイナスドライバーを彫刻刀みたいに研いでます

 ちょっと分かりつらい写真ですが光るポジションの部分のフレット裏側を
 2.5mmほど露出させています
 そこにスチールウールを詰めます
 で、そこにハンダを流します。この時しっかりフレットも熱くしてしっかりスチールウールと
 フレットをハンダ付けします

 LEDはこれを使います
 ポリウレタンワイヤーを足に二回ほどくるくる巻いてハンダ付けします
ポリウレタンワイヤーは絶縁コーティングされてますのでハンダで溶かすのですが、
熱を上手につたえないと溶けてくれません。
LEDは熱に弱いのですが、ギターにいれるとなると構造上どうしても足を1mmぐらいにしないと いけないです。しかし、なるべく熱をLEDには伝えないようにしないといけません
なので、ジワジワと時間をかけてコーティングを溶かすのはNGです
ハンダコテの先を極めてクリーンな状態(酸化物無い状態)にして
LEDの足に付いてるポリウレタンワイヤーを新鮮なハンダでジュワっと一瞬で溶かして
溶着します。私はLEDを摘んで溶着してます。
樹脂性の電球部分がアチチ!となるぐらい温度がLED本体に伝わると
LEDが死にますので、サッと確実に溶着する。というのをこころがけると良いと思います
 (押した部分が光る加工のみ)LEDの配線が終わったらカソード側の配線を
先ほどフレット裏にくっつけたスチールウールの部分にくっつけていきます
 全ての配線が住んだら溝の底部分にしっかりと瞬間接着剤で固定していきます

 LEDも瞬間接着剤で固定します。ハンダ付けの部分は非常に細いので物理的保護
も含めてしっかりと流し込んでおきます
 LEDの出っぱった部分と瞬間接着剤はノミみたいなもので削ります
 普通のノミよりも刃先を薄く研いでノミというより西洋式の押しカンナのように薄く出っぱった
部分を削いでいきます
 裏の配線はこんな感じ
配線終了後瞬間接着剤で固定、保護、コーティングしておきます。
回路は下のなんとなーくな絵を見て理解して下さい
全部点灯させるだけならば整流用ダイオードは不要です


ネックのみで一応チェック
ここまでやってどっか切れていると非常に厄介なので
こまめにチェックはしたほうがベターです

消灯時はこんな感じ

指板の側面はまたもや瞬間接着剤で埋めます。一応中に木っぽい色を塗ってみました

ボディにも配線用の穴を空けます
ピックアップまで穴を通したら、後はピックアップ用の穴を使ってサーキットの入ってる部分まで
配線をします。
完成しました


時間ができたら演奏動画でも撮って載せたいですね。 
あ、ネックの各所打跡は元からです
自分じゃやる気になんねーなって方は
一応加工代行してますのでやってみたいって猛者は以下から
lhttp://studionora.com/ledguitar/ledguitar.html

2014年3月26日水曜日

KILLER DAGGER 修復編 欠品パーツ作り

ペグの裏側の蓋部分が無くなっていました。
演奏には全く支障がないでしょうけど、せっかくなのでロクロで作ることにしました



裏側のギヤーが見えちゃってます。ここをカバーできるものを作っていきます



 
素材はいらないCDケース




                固定用に木の切れ端を用意しました


 
爪にセットして

 
ペグにぴったりはまるように削ります
 





 
CDケースを適当な大きさにカットします
両面テープで先ほどの切れ端に固定します


切れ端と同じ幅までくればピッタリです




できた~

2014年3月17日月曜日

KILLER DAGGER 修復編 ネッククリーニング

KILLERのダガー
ボディの修復が大体終わってきたのでネックのメンテに入っていきます。

かんたんに拭いたらマスキングしていきます




かまぼこ板にホチキスでヤスリを固定します。もっとヤスリを短くして木口でパッチンしてもOK


 ザラーと頭を慣らしていきます。たまに弦が激しくぶつかった跡があって、そこは傷が深いのですが、そこまでやすっちゃうと全体がかなり減っちゃうので、一気にはあまりやらないようにしています。私的には組み立ててどうしても気になる感じなら再度行えばいいかと。。思います




 すり合わせするとフレットの頭が平らになってしまうの台形になった頭の角を丸めます
かまぼこ板やすりでやる場合はかまぼこ板の角になるにもヤスリがあるとマスキング部分を削ってしまう可能性があるので、下の図のようにギリギリの部分はヤスリが無いほうが良いでしょう


すり合わせ終了

 すり合わせついでに表面酸化皮膜と汚れを落とします。目の細かいスチールウールを使います



 こんな玉にして一本づつ磨きます


 最後に研磨用の布で磨きます
 なんとなーくきれいになってきました。横の塗装ヨレとか気になるっちゃー気になりますが、あまり深追いせずネックのクリーニングはこの辺で終了です